本日は血管外科の第一線で多くの下肢静脈瘤患者の治療にあたっている医師に、患者が抱く診療科への疑問についてお話を伺いました。先生、まず下肢静脈瘤を疑った場合、患者さんは何科を探せば良いのでしょうかという問いに対し、先生は明確に心臓血管外科か血管外科、あるいはそれらを専門とするクリニックとお答えになりました。昔は外科という大枠の中にありましたが、現在は血管内治療の技術が非常に高度化しているため、専門性の高い医師に診てもらうことが患者さんの不利益を避ける最良の方法だと言います。では、なぜ内科や整形外科ではなく外科系なのでしょうか。先生によれば、静脈瘤は薬で溶かしたり散らしたりすることができない物理的な障害であり、逆流している道を閉じるか、あるいは取り除くといった処置が必要になるからだそうです。ただし、診断には高い技術を要するエコー検査が不可欠であり、これを行える設備とスキルがあるのが血管外科の強みです。インタビューの中で特に印象的だったのは、見た目だけで判断してはいけないというお話でした。血管がそれほど浮き出ていなくても、足がむくんで辛いという患者さんの中には、実は深い部分の血管が悪くなっているケースがあり、これを見逃さないのが専門医の役割です。また、最近の治療トレンドについてもお聞きしました。現在は多くのケースでレーザーや高周波を用いた血管内焼灼術が行われており、局所麻酔で短時間で済むため、高齢者の方でも安心して受けられるようになっています。先生は、病院選びに迷っている方へのメッセージとして、下肢静脈瘤の専門医は足の悩みのコンシェルジュのような存在であり、手術だけでなく、医療用ストッキングの履き方や生活習慣のアドバイスも行っているので、怖がらずにまずはエコー検査を受けに来てほしいと結ばれました。診察料や検査費用も保険診療の範囲内であればそれほど高額にはなりません。何科に行くかという悩みで時間を浪費するよりも、一度専門医のモニターで自分の血管の状態を確認することが、不安を取り除く何よりの薬になるのだと感じました。
下肢静脈瘤の治療を専門医にインタビュー