私は学生の頃から生理痛が重く、毎月二日目には動けなくなるのが当たり前だと思っていました。市販の鎮痛剤を上限まで飲んでも痛みが引かず、冷や汗を流しながらトイレにこもるような日々を過ごしていましたが、それでも産婦人科へ行くという選択肢は自分の中にありませんでした。なんとなく恥ずかしい、何をされるか分からない、そして何より内診台に乗るのが怖いというイメージが先行していたからです。しかし、社会人になってから痛みがさらに増し、ついに会社を三日連続で休んでしまったとき、母から強く勧められて近所の婦人科を受診することにしました。病院のドアを開けるまでは心臓がバクバクしていましたが、院内は落ち着いた照明で清潔感があり、女性の患者さんばかりで少しだけ安心しました。看護師さんに呼ばれて問診票を書くとき、性交渉の経験について答える欄があり、正直に「なし」と記入しました。診察室で先生は私の話をじっくり聞いてくれ、痛みがこれほど強いのは辛かったねと共感してくれました。そして、検査についての説明がありました。私は内診が怖いと伝えていたので、先生は「今日は性経験がないことを考慮して、お腹の上からのエコー検査で子宮の様子を見ましょう」と言ってくれました。カーテンで仕切られたベッドに横になり、お腹にひんやりしたジェルを塗って機械を動かされるだけだったので、痛みは全くありませんでした。モニターには自分の子宮が映し出され、先生がここが子宮で、大きさに異常はありませんねと丁寧に教えてくれました。検査の結果、幸いにも病気は見つかりませんでしたが、体質的に痛みが強く出やすい状態であることが分かりました。先生から低用量ピルの服用を提案され、毎日の飲み方や副作用についても詳しく説明を受けました。産婦人科に行くまでは、無理やり痛い検査をされるのではないかと怯えていましたが、実際には私の希望や経験を尊重してくれ、無理のない範囲で最善を尽くしてくれる場所でした。診察が終わって病院を出たとき、あんなに一人で悩んでいたのが嘘のように心が軽くなっていました。処方されたピルを飲み始めてから、数ヶ月後にはあんなに苦しかった生理痛が劇的に軽くなり、仕事もプライベートも前向きに楽しめるようになりました。もっと早く行けば良かった、それが今の私の率直な感想です。同じように不安で迷っている人がいたら、大丈夫だよと背中を押してあげたいです。