マイコプラズマ肺炎と診断され、処方された薬を真面目に飲んでいるにもかかわらず熱が下がらない状況が続くと、患者の体力は著しく消耗し、精神的な疲弊も激しくなりますが、このような時こそ完治に向けた正しい知識と細心の注意が必要となります。まず大前提として、マイコプラズマという菌は非常にしぶとい性質を持っており、症状が和らいだからといって菌が完全に死滅したわけではありません。特に熱が下がらないために薬を切り替えた直後は、一時的な解熱に安心してしまいがちですが、ここで服用を中断したり回数を減らしたりすると、体内に残った菌が再び増殖し、さらに強力な耐性を持って再燃する恐れがあります。完治を確実なものにするためには、医師から指示された期間、一錠残さず薬を飲み切ることが不可欠です。また、熱が下がらない期間が長いほど、身体は極度の脱水状態に陥りやすくなっています。高熱は発汗を促し、知らない間に体内の水分とミネラルを奪っていきます。喉の痛みや咳で水分を摂るのが辛い場合でも、経口補給水やスポーツドリンクを少しずつ、回数を分けて摂取し、循環を保つことが回復を早める助けとなります。尿の回数が極端に減ったり、色が濃くなったりしている場合は、脱水が進行しているサインですので、注意深く観察してください。さらに、マイコプラズマ肺炎特有の症状である「長引く激しい咳」は、熱が下がった後も数週間続くことがありますが、これによって肋骨を痛めたり、極度の疲労から免疫力がさらに低下したりすることがあります。熱が下がらない時期は安静が第一ですが、解熱後もすぐに普段通りの生活に戻るのではなく、体力が回復するまで十分な睡眠と栄養を摂る期間を設けるべきです。学校や職場への復帰についても、本人の体調だけでなく、周囲への感染拡大を防ぐ観点から、医師の許可を得ることが重要です。マイコプラズマは飛沫感染するため、熱が下がらない時期は特に、同居家族内でのタオルの共有を避け、こまめな換気と手洗いを徹底してください。完治への道は、単に薬に頼るだけでなく、こうした生活上の細かな注意を積み重ねることで形作られます。熱が下がらないという苦しい時期を乗り越えた先にある完全な健康を取り戻すために、最後まで気を抜かずに療養に専念していただきたいと思います。
長引く熱が下がらないマイコプラズマ肺炎を完治させる注意点