部屋の隅や家具の裏で、いつの間にかひっくり返って死んでいるゴキブリを発見し、驚きと不気味さを感じた経験はありませんか。生きている姿も不快ですが、原因不明の死骸が転がっているのも決して気分の良いものではありません。ゴキブリが家の中で勝手に死んでいる場合、そこにはいくつかの理由が考えられます。最も可能性が高いのは、外部で殺虫成分に触れたゴキブリが、家の中に逃げ込んできて力尽きたというケースです。例えば、マンションの共用部や近隣の家で害虫駆除が行われた場合、その薬剤に触れたゴキブリが、最後の力を振り絞って安全な場所を求めて徘徊し、あなたの家の中で死んでしまうのです。特に、効果が遅れて現れるタイプの殺虫剤(遅効性)の場合、このような現象が起こりやすくなります。また、あなたが知らないうちに設置していた毒餌(ベイト剤)の効果が出ている可能性も大いにあります。ホウ酸団子やコンバットのような置き型の殺虫剤は、ゴキブリが巣に持ち帰って仲間ごと駆除することを目的としていますが、中には餌を食べた個体が巣に戻る前に、家のどこかで死んでしまうこともあります。もし死骸を頻繁に見るようになったら、それは見えない場所で毒餌が効果を発揮しているサインなのかもしれません。その他にも、寿命を迎えたゴキブリが偶然家の中で死んだ、という可能性もゼロではありません。ゴキブリの寿命は種類にもよりますが、数ヶ月から一年程度です。ただし、自然死したゴキブリは、他のゴキブリや虫の餌になってしまうことが多いため、完全な死骸として見つかるケースは比較的少ないと言われています。いずれにせよ、家の中でゴキブリの死骸を見つけるということは、あなたの家がゴキブリの侵入経路になっている、あるいは生息できる環境であることの証拠です。安心するのではなく、むしろ警戒を強めるべきサインと捉えるべきでしょう。
家の中でゴキブリが勝手に死んでいる!その意外な理由とは