家の中でゴキブリの死骸を発見しただけでも不快ですが、もしそのお尻のあたりに、小豆のような形をした茶色いカプセル状のものが付着していたら、それは最大級の警戒信号です。そのカプセルの正体は「卵鞘(らんしょう)」と呼ばれる、ゴキブリの卵が詰まったケースです。これを放置することは、数十匹のゴキブリの誕生を許してしまうことに繋がりかねません。卵鞘を伴う死骸を見つけた時に、絶対にやるべき対処法を解説します。ゴキブリの卵鞘は、非常に硬い殻で覆われています。この頑丈な殻のおかげで、内部の卵は乾燥や殺虫剤から守られています。そのため、市販の殺虫スプレーを吹きかけたとしても、卵を完全に死滅させることは非常に困難です。また、メスのゴキブリは、死を悟ると最後の力を振り絞って卵鞘を体から切り離す習性があります。つまり、死骸のすぐ近くに、卵鞘だけが転がっている可能性も十分にあるのです。もし卵鞘が付いた死骸や、卵鞘そのものを発見したら、まずは落ち着いて、そして慎重に対処する必要があります。絶対にやってはいけないのは、掃除機で吸い込んだり、潰したりすることです。掃除機の中で孵化したり、潰した衝撃で中の卵が周囲に飛び散ったりする危険性があります。最も確実で安全な処理方法は、ビニール袋を使った二重の封印です。まず、ペーパータオルなどで死骸と卵鞘を優しく拾い上げ、ビニール袋に入れます。次に、その袋の上から、靴で踏みつけるなどして、卵鞘を物理的に確実に破壊します。プチッという感触があれば成功です。その後、念のため袋の中に殺虫スプレーを噴射し、袋の口を固く、固く縛ります。さらに、その袋をもう一枚のビニール袋に入れて二重にし、可燃ゴミとして処分してください。この一連の作業は、決して気持ちの良いものではありません。しかし、この一手間を惜しむと、数週間後には家の中で大量の幼虫が這い回るという悪夢を見ることになります。
ゴキブリの死骸と卵鞘!見つけたら絶対にやるべきこと