大人がRSウイルスに感染した際、自身の体調と共に頭を悩ませるのが「仕事への影響」です。一体、何日くらい会社を休むべきなのか、そしてどのタイミングで復帰するのが適切なのか。これは、多くの社会人が直面する現実的な問題です。まず、法律上の観点から言うと、RSウイルス感染症はインフルエンザのように「出席停止」が義務付けられている疾患ではありません。そのため、出勤するかどうかの判断は、最終的には本人の体調と会社の就業規則に委ねられることになります。しかし、現実問題として、発症初期の三日から五日間は、高熱や強い倦怠感、激しい咳といった症状で、とても仕事ができる状態ではないことがほとんどです。この急性期は、ウイルスの排出量も最も多く、周囲への感染力が非常に高い時期でもあります。したがって、最低でも発熱や強い全身症状が治まるまでは、しっかりと休養を取るべきでしょう。一般的には、三日から五日間程度の休暇を取得する人が多いようです。では、熱が下がり、体のだるさが取れたらすぐに復帰しても良いのでしょうか。ここが難しい判断のしどころです。前述の通り、RSウイルスは解熱後もしつこい咳が長期間続くことがあります。咳が残っている状態は、まだ気道からウイルスが排出されている可能性があり、周囲に感染を広げてしまうリスクがゼロではありません。特に、接客業や医療・介護職など、人と密接に関わる仕事の場合は、咳がひどい状態での復帰は慎重になるべきです。周囲に不安を与えないためにも、マスクの着用は必須ですし、可能であれば咳がある程度落ち着くまで、さらに数日間は自宅で療養するか、在宅勤務に切り替えるなどの配慮が望ましいでしょう。最終的な職場復帰の目安としては、「解熱後、少なくとも一日以上が経過し、激しい咳などの強い症状が落ち着いていること」が一つの基準となります。自分の体調だけでなく、周囲への影響も考慮した上で、上司と相談しながら復帰のタイミングを決めることが、社会人としての賢明な対応と言えます。
RSウイルスで仕事は何日休む?社会人のための回復と復帰の目安